はじめに
前回の記事では、Pre-sessional Courseでの学習内容のうち、WritingとReadingについて紹介しました。
この2つの科目については、得意と言えるほどではありませんでしたが、自分の中ではそこまで苦手意識を持たずに学ぶことができていました。
結果的に、このWritingとReadingの力があったからこそ、大学院の修士課程をなんとか乗り越えることができたのかなと思っています。
今回は、私が特に苦手意識を持っていたSpeakingとListeningの授業内容について紹介していきます。
国民性?それとも英語教育の違い?
そもそも、日本人の多くはSpeakingとListeningが苦手なのではないかと感じています。
もちろん最近の英語教育は変わってきていると思いますが、私が学生だった頃の英語の授業は、文法やライティングが中心でした。
Speakingについては授業で扱う機会がほとんどありませんでしたし、Listeningも教材の音声を聞く程度で、さまざまな国や地域の英語に触れる機会はあまりなかったように思います。
※あくまで個人の感想です😅
つまり、私自身がそもそもSpeakingやListeningに慣れていない状態だったということです。
渡英前には英会話レッスンなどにも取り組み、SpeakingとListeningの練習はしていました。
しかし実際に現地へ行くと、ネイティブスピーカーだけでなく、さまざまな国の学生たちが英語を話しています。
話すスピードも違えば発音の癖も違います。
また、1対1の会話と複数人で行うディスカッションでは求められるレベルが全く違うように感じました。
さらに、Pre-sessional Courseの授業を受けて最初に驚いたのは、他の学生たちが本当によく発言することでした。
これは国民性なのか文化の違いなのか分かりませんが、とにかくどんどん発言します。
「間違っていたらどうしよう」
という不安は全く感じさせず、思ったことをどんどん口にしていきます。
授業中に発言することに慣れていなかった私は、最初かなり圧倒されました。
ただ、コースの後半になり授業内容が少しずつ理解できるようになると、
「意外とみんなそんなに難しいことを言っているわけではないな」
ということにも気づきました(笑)。
それでも、ListeningやSpeaking、ディスカッションが始まると出遅れてしまうことが多く、苦労した記憶があります。
実際の授業内容
それぞれの授業内容について紹介します。
Speaking(スピーキング)
Speakingの授業では主に以下の2つを扱っていました。
・ディスカッション
・プレゼンテーション
まずはディスカッションです。
毎回テーマが与えられ、そのテーマについてグループごとに議論を行いました。
テーマの例としては、
・ソーシャルメディアは人々のコミュニケーションに悪影響を与えているのか?
・AIは人々の仕事を奪うのか?
・なぜ英語は世界共通語となったのか?
などです。
2日に1回くらいの頻度で行われていたのですが、正直なところ私にとってはかなり苦痛な時間でした😅
まず授業の最初にテーマについて簡単な雑談が行われます。
しかし、その段階で話の内容を理解できないと、
「今何について話しているんだろう?」
という状態のままディスカッションに突入してしまいます。
この時間は本当に地獄でした(笑)。
そしてここで気づいたことがあります。
それは、
「日本語で議論できないことは英語でも議論できない」
ということです。
単純な英語力だけではなく、そのテーマに関する知識も必要になります。
例えば、ある日のテーマが教育についての内容でした。
「教育に罰は必要か?」
というようなテーマだったと思います。
私は日本の教育現場で長年働いていたので、自分の知っている英単語を使いながら意見を伝えることができましたし、相手の話もある程度理解することができました。
しかし別の日には歴史に関するテーマが出されました。
正直なところ、今でもどんなテーマだったかよく覚えていません(笑)。
私はもともと歴史が苦手なので知識もなく、
「みんな何の話をしているんだろう…」
という状態でした。
このように、Speakingでは単純な英語力だけでなく、そのテーマについての知識を持っているかどうかも非常に重要だと感じました。
続いてプレゼンテーションについてです。
こちらはディスカッションよりも比較的取り組みやすかったです。
3回に1回くらいの頻度でテーマが与えられ、それについてプレゼンテーションを行っていました。
テーマは文法やReferenceの使い方など、その時期に授業で学んでいる内容を振り返るようなものが中心でした。
例えば、
・Adjective(形容詞)とは何か?
・Reference(引用)とは何か?
・Past participle(過去分詞)とは何か?
といったテーマです。
こちらは事前に準備する時間があったため、ディスカッションよりは気持ち的に楽でした。
とはいえ、プレゼンテーション前日はほとんど寝ずに準備していたことも多く、それはそれで大変でした😷
基本的にカンペの使用は禁止されていたため、前日までに話す内容をまとめ、ある程度暗記した状態で発表に臨まなければなりませんでした。
さらに時間制限も厳しく、
「与えられた時間内に発表を終えること」
も評価の対象になっていました。
実際、制限時間を超えると発表を途中で打ち切られている学生もいました😱
そのため、
・内容を考える
・英語で原稿を作る
・覚える
・時間を計りながら練習する
という作業を何度も繰り返していました。
今振り返ると大変でしたが、この経験は大学院でのプレゼンテーション課題にも大いに役立ったと思います。
(写真挿入)
Listening(リスニング)
Listeningの授業については、正直なところ日本で受けていたリスニングの授業と大きく変わるものではありませんでした。
例えば、
・音声を聞いて空欄を埋める
・会話の内容を要約する
・登場人物が何を話していたかを答える
といった内容が中心でした。
ただし、一つ大きく違った点があります。
それは、
さまざまな英語の発音が使われていたこと
です。
日本の英語教育では、比較的聞き取りやすい標準的な英語を聞くことが多かったように思います。
しかし、Pre-sessional Courseではさまざまな地域や国の英語が教材として使われていました。
同じ英語ネイティブであっても、
・アメリカ英語
・イギリス英語
・オーストラリア英語
などでは発音や使う単語が異なります。
実際、最初は同じ英語とは思えないほど違って聞こえることもありました。
よく比較されるのはアメリカ英語とイギリス英語です。
参考動画はこちら↓
また、イギリス国内でも地域によって発音はかなり異なります。
実際にイギリスで生活を始めてから、
「同じ英語なのに全然聞き取れない!」
と思うことが何度もありました。
参考動画はこちら↓
Listeningに関しては、英語力そのものだけでなく、
「さまざまな英語に慣れること」
も重要だと感じました。
最後に
今回はSpeakingとListeningについて紹介しました。
WritingやReadingに比べると、私はこちらの2つにかなり苦労しました。
特にSpeakingとListeningは、
「自分が成長しているのかどうか分かりにくい」
という辛さがあります。
3か月ほど経って、
「少しできるようになってきたかもしれない」
と思ったら、また新しい壁にぶつかって自信をなくす。
そんなことの繰り返しでした。
しかし、後から振り返ってみると少しずつではありますが確実に成長していました。
留学中はどうしても周りと比較してしまいますが、同じような悩みを抱えている人はたくさんいます。
もしこれから留学を考えている方がこの記事を読んでいるなら、
「みんな最初は苦労するんだな」
と思ってもらえたら嬉しいです。
次回はいよいよPre-sessional Course編の最終回です。
このコースを突破するための試験や評価方法について書いていきたいと思います。
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このブログで紹介している経験が、皆さんの次の一歩のヒントになれば嬉しいです。
感想や質問だけでも大歓迎ですので、お気軽にメッセージをお送りください。
▼前回の記事はこちら
「Pre-sessional Course編⑦」
https://motokyouin.com/uk-master-pre-sessional-course-writing-reading/
▼次回の記事はこちら
「Pre-sessional Course編⑨」
https://motokyouin.com/uk-master-pre-sessional-course-final-exam/


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