はじめに
いよいよ大学院生活が始まりましたが、最初から苦戦の連続で、なかなか思うようにはいきませんでした。
それでも、多くの方々の助けを借りながら、一つひとつの壁を乗り越えていくことができていました。
前回の記事では、初めて挑戦したレポート課題と、そこで出会った日本人学生たちについて書きました。
▼前回の記事
今回は、その日本人学生たちに紹介してもらった大学のサッカーチームでの活動について書いていきたいと思います。
私にとっては、人生で初めて日本人以外の選手たちと本格的にサッカーをプレーする機会でした。
異国の地で、多国籍な仲間たちと一緒にプレーした経験は、今振り返っても非常に貴重な思い出となっています。
部活とスクールアクティビティの違い
そもそも日本の大学でサッカー部に入ろうと思うと、かなりハードルが高いイメージがあるのではないでしょうか。
高校時代に強豪校でプレーしていた選手や、Jリーグの下部組織出身の選手が集まることも多く、気軽に参加できる雰囲気ではありません。
しかし、イギリスの大学は少し違いました。
もちろん真剣に取り組んでいる学生が多いのですが、「サッカーが好きだからやってみたい」という感覚で参加している学生もたくさんいました。
私が通っていた大学にはトップチームと2ndチームがあり、そこは大人の監督が指導していました。
その下に3rdチームから6thチームほどまであり、そちらは学生コーチが指導を担当していました。
全体的には真剣な雰囲気がありながらも、日本の大学サッカー部というよりは、サークルに近い雰囲気があったように感じます。
また、練習頻度にも大きな違いがありました。
日本では大学のサッカーチームはほぼ毎日活動していることが一般的だと思います。
しかし、イギリスでは2ndチーム以下のカテゴリーは基本的に週1回の練習のみでした。
トップチームでも週2〜3回程度の活動で、日本とは大きく異なっていました。
私は3rdチームに所属することになりました。
学生コーチが担当するチームの中では最も上のカテゴリーでプレーすることになりました。
日本のアマチュアサッカーは本当にレベルが高い
実際にプレーしてみて感じたのは、日本のアマチュアサッカーのレベルの高さでした。
もちろんイギリスはサッカー大国です。
しかし、それは主にプロフェッショナルの世界の話です。
プロクラブやアカデミーのレベルは非常に高い一方で、それ以外のカテゴリーとのレベル差はかなり大きいように感じました。
日本では普通の高校や大学出身の選手がプロになることも珍しくありません。
一方で、イギリスではそのようなケースはかなり少ない印象でした。
現地で仲良くなった日本人学生も、
「日本のアマチュアスポーツのレベルは本当に高い」
と話していました。
私自身も実際にプレーしてみて、それを強く実感しました。
そのため、私が所属していた3rdチームも、決してレベルが高いカテゴリーではありませんでした。
ただし、フィジカル面はかなり厳しかったです。
当時の私は33歳。
周りは19歳や20歳の大学生ばかりでした。
若い選手たちに混ざってプレーするのは想像以上に大変で、技術的な部分では十分通用すると感じましたが、体力面ではかなり苦労しました。
サッカーに対する考え方の違い
サッカーに対する考え方にも違いがありました。
日本ではチーム全体を重視し、組織的にボールを動かすことが重視される傾向があります。
一方で、こちらでは個人の能力や個性を前面に出す選手が多くいました。
ドリブルが得意な選手は積極的に仕掛けますし、「まず自分が活躍する」という意識を強く感じました。
また、授業や日常生活ほど英語力の差を感じることもありませんでした。
もちろん英語力では周囲に及びませんでしたが、サッカーという共通言語があったことで、プレー中のコミュニケーションにはそれほど困りませんでした。
長年サッカーを続けてきた経験があったからこそ、チームメイトたちにも仲間として受け入れてもらえたのだと思います。
初めての公式戦
イギリスでは9月からシーズンが始まります。
数回のトレーニングを終えた後、いよいよ初めての公式戦を迎えました。
私はスタメンで出場し、75分までプレーしました。
初めての海外での公式戦。
異国の地で、多国籍な仲間たちと一緒に戦う時間は本当に楽しく、今でも鮮明に覚えています。
結果は残念ながら敗戦でしたが、それ以上に得るものが多い試合でした。
その後も5〜6試合に出場し、ほとんどの試合でスタメンとしてプレーすることができました。
サッカー以外でも得られた貴重な経験
このチームに所属したことで、サッカー以外にも多くの経験をすることができました。
例えば、試合の遠征中にバスの中で突然カラオケ大会が始まり、私も歌わされることになりました。

また、チームメイトたちにクラブへ連れて行ってもらったこともありました。

日本で生活していたら経験できなかったような出来事ばかりで、本当に刺激的な毎日でした。
最後に
もちろん英語力を伸ばすことは大切です。
しかし実際に留学してみると、それ以上に価値があったのは現地で出会った人たちとの交流でした。
今回参加した大学のサッカーチームでも、国籍や文化、価値観の異なる仲間たちと出会い、日本では経験できないような時間を過ごすことができました。
異なる文化や価値観に触れることで、自分自身の当たり前を見つめ直す機会にもなりましたし、その経験は今の仕事や人生にも確実に生かされていると感じています。
もし留学を考えている方がいたら、ぜひ勉強だけでなく、スポーツやサークル活動、地域のコミュニティなどにも積極的に参加してみてください。
きっと教室の中だけでは得られない貴重な経験が待っていると思います。
次回は、現地のサッカークラブで初めて子どもたちの指導を行った際に感じたことについて書いていきたいと思います。
日本とイギリスでは、子どもたちの行動や考え方にも違いがあり、多くの驚きや発見がありました。
そして大きな挫折も味わうことになります。
読者の皆様へ
私は「高校教員を辞めてイギリス大学院へ留学する、そして転職する」という、少し勇気のいる選択をしました。
もし今、
・留学に興味がある
・転職を考えている
・教員として今後のキャリアに悩んでいる
・海外での生活や働き方に興味がある
という方がいれば、ぜひお気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。
私自身、多くの方に支えられながら留学や転職という挑戦をしてきました。
このブログで紹介している経験が、皆さんの次の一歩のヒントになれば嬉しいです。
感想や質問だけでも大歓迎ですので、お気軽にメッセージをお送りください。
▼前回の記事はこちら
「初めてのレポート課題とイギリスで初めて出会う日本人学生」
https://motokyouin.com/uk-master-first-assignment-japanese-students/
▼次回の記事はこちら
「現地のサッカークラブで初めて子どもたちの指導」
https://motokyouin.com/uk-study-abroad-football-coach-experience/



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