高校教員を辞めてイギリス大学院へ|イギリスで経験した初めてのアルバイト

イギリス留学

はじめに

前回は、私が初めてイギリスで現地の子どもたちにサッカーを指導した経験について書きました。

▼前回の記事

アカデミーの運営には厳しいルールがあることや、イギリスと日本の子どもたちの違い。

そして、その中で感じた自分自身の指導力不足についても触れていきました。

サッカーの面だけではなく、イギリスと日本ではさまざまな違いがありますが、皆さんが特に気になるのは「働き方の違い」ではないでしょうか。

今回は、私がイギリスで初めて経験したアルバイトについて書いていきたいと思います。

アルバイトなので、現地企業に就職して働く会社員とは少し事情が異なります。

それでも、日本と海外の働き方の違いを実感できる貴重な経験となりました。

アルバイトを始めたきっかけ

まず、私がアルバイトを始めようと思った理由は3つあります。

1つ目は、支出ばかりが増えて不安になっていたこと。

2つ目は、海外でアルバイトを経験してみたかったこと。

3つ目は、仕事を通して英語力を伸ばしたかったことです。

まず1つ目です。

私と妻はイギリス渡航に向けてかなり貯金をしていました。

(こちらは9割くらい妻のおかげです。)

それでも、実際に渡英してみると円安や物価高の影響で想像以上に出費がかさんでいました。

家賃も半年分近くをまとめて支払っていたため、お金がどんどん減っていく状況に不安を感じていました。

以前の記事

少しでも出費のスピードを抑えるため、アルバイトをして収入を得たいと考えるようになりました。

2つ目は、単純に海外で働く経験をしてみたかったからです。

せっかくイギリスまで来た以上、さまざまな経験をしてみたいと思っていました。

また、当時は現地での友人づくりにも苦戦していたので、新しい人との出会いの場としても期待していました。

そして3つ目です。

仕事で使う英語は、日常会話とはまた違います。

英語力を伸ばし、自分の引き出しを増やすためにも、アルバイトは良い経験になるだろうと考えていました。

アルバイトへの応募

というわけで、実際にアルバイト探しを始めました。

しかし、これがまた大苦戦します……。

私は最初、Indeed UKを利用して仕事を探していました。

Indeedは日本でも有名な求人検索や応募ができる求人サイトです。

以前、家探しの記事でも書きましたが、応募フォームから応募してもなかなか返信が来ません。

以前の記事

20〜30件ほど応募しましたが、ほぼ反応なしという状態でした。

そこで私は方法を変え、お店のホームページや問い合わせフォームから直接履歴書付きのメールを送るようにしました。

さらに、電話で採用状況を確認することもありました。

英語が苦手だからと言っている場合ではありません。

仕事を探すためには、とにかく行動するしかありませんでした。

中には履歴書を印刷してお店を回り、直接手渡ししながら仕事を探している日本人留学生もいたと聞きました。

求人サイトだけに頼らず、自分から動くことの大切さを実感しました。

ちなみに、私が持っていたTier4学生ビザでは、授業期間中は週20時間までしか働くことができませんでした。

ただし、授業のない期間についてはフルタイムで働くことが認められていました。

また、帯同していた妻は就労制限がなく、自由に働くことができました。

※現在は制度が変更されている可能性がありますので、最新情報をご確認ください。

そんな中、ついに1件の返信が届きます。

それはカーディフ中心部のショッピングモール内にある日本料理店からでした。

内容は、

「ちょうど日本人スタッフが辞めてしまったので、一度インタビューをさせてください」

というものでした。

早速返信し、面接へ向かいました。

人生初の英語での仕事の面接です。

正直、めちゃくちゃ緊張しました。

しかし実際は、ほとんど雑談のような雰囲気で終了。

無事に採用していただくことになりました。

実際にイギリスでアルバイトをしてみて

アルバイト初日もドキドキしながら出勤しました。

しかし、働き始めてみると結構拍子抜けしました。

正直な第一印象は、

「日本人からすると、かなり大雑把だな……」

というものでした。

お店の名前は「Mt Fuji」。

写真

名前からして少し怪しい雰囲気がありましたが、日本人スタッフは私だけでした。

スタッフ構成は、

・イギリス人

・中国人

・フィリピン人

・スリランカ人

といった国際色豊かなメンバーでした。

まず働き方についてですが、日本ほど積極的に仕事を探して動く文化はありませんでした。

必要な仕事を終えたら、それ以上はあまり無理をしないというスタンスです。

例えば、お客さんがいない時間。

日本であれば掃除や整理整頓など新しい仕事が振られることが多いと思います。

しかし、こちらではみんなで談笑していることがほとんどでした。

また、衛生面に対する感覚も日本とは違いました。

刺身を扱う場面もありましたが、日本人の感覚からすると少し驚くような場面もありました。

そして、日本料理に対する考え方にも衝撃を受けました。

例えばラーメンです。

日本では研究や工夫を重ねて提供されることが多いですが、このお店ではほぼインスタントに近いものでした。

それでも日本円にすると2,500〜3,000円ほどで販売されており、しかもよく売れていました。

私は心の中で、

「マジか……」

と思っていました。

さらに驚いたのは寿司です。

ある日、

「あなた日本人だから寿司握れるでしょ?」

と言われました。

もちろん握れません。

しかし、練習ゼロ日でいきなり寿司を握ることになりました。

ほぼ粘土遊び状態でしたが、何とか形にして提供していました。

ちなみに最初に私の寿司を食べたお客さんは、

「Amazing!」

と言っていました。

私は再び、

「マジか……」

と思いました。

ちなみに時給は当時の最低賃金である10.5ポンドほどでした。

当時のレートでは日本円で1,800〜2,000円程度だったと思います。

日本と比べるとかなり高く感じました。

ただし、その分物価も高いため、決して楽に生活できるわけではありませんでした。

また、私は大きなトラブルはありませんでしたが、働いた時間より給料が少なく振り込まれていたというスタッフの話を聞くこともありました。

そのため、多くのスタッフは自分で勤務時間をしっかり記録していました。

日本以上に自己管理が重要だと感じました。

最後に

そんな感じで、アルバイトレベルであれば日本人は海外でも十分活躍できると感じました。

むしろ真面目に働くだけで高く評価される場面も多かったです。

一方で、素直で断らないイメージがあるのか、いろいろな仕事を頼まれたり、少し軽く見られたりすることもありました。

それでも、私にとってはイギリスで働くという貴重な経験を積むことができた良いスタートだったと思います。

このアルバイトを通じて、英語だけでなく海外の働き方や価値観についても学ぶことができました。

そして改めて、日本の仕事や働き方に対する考え方が良くも悪くも当たり前ではないことを実感する機会にもなりました。

海外で働くことに興味がある方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

読者の皆様へ

私は「高校教員を辞めてイギリス大学院へ留学する、そして転職する」という、少し勇気のいる選択をしました。

もし今、

・留学に興味がある
・転職を考えている
・教員として今後のキャリアに悩んでいる
・海外での生活や働き方に興味がある

という方がいれば、ぜひお気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。

私自身、多くの方に支えられながら留学や転職という挑戦をしてきました。

このブログで紹介している経験が、皆さんの次の一歩のヒントになれば嬉しいです。

感想や質問だけでも大歓迎ですので、お気軽にメッセージをお送りください。

▼前回の記事はこちら

「現地のサッカークラブで初めて子どもたちを指導」
https://motokyouin.com/uk-study-abroad-football-coach-experience/

▼次回の記事はこちら             

「初めてMeetupで国際交流イベントに参加」
https://motokyouin.com/uk-study-abroad-meetup-language-exchange/

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