高校教員を辞めてイギリス大学院へ|ビザ遅延と波乱の渡英初日編

イギリス留学

いざ、イギリスへ!

イギリスに行くと決めてから約3年。

2022年5月、私が33歳になる年のことでした。

準備期間の3年間は、本当にさまざまな困難がありました。

それでも何とか乗り越え、実際に渡英するところまでたどり着きました。

(とはいえ、イギリスでの留学生活はもっと大変だったのですが……。)

 渡英直前のバタバタ

特に渡英直前は、とにかく慌ただしかったです。

  • 職場(公立高校)の退職・引き継ぎ
  • 日本の家の引き払い・引っ越し
  • 渡英準備
  • 英語学習

などなど、やることが山積みでした。

ただ、不安よりも「やっとイギリスに行ける!」というワクワクの方が強く、毎日とても充実していました。

 Pre-sessional Courseという制度とビザの発行

バタバタしていた大きな理由の1つが、ビザでした。

英国行きのビザがギリギリまで発行されず、航空券を取ることができなかったのです。

ビザの発行が遅れていた理由は以下の2点が理由としてあります。

1.私に発行されるビザがストレートで入学する学生向けのビザとは異なっていたこと

2.ウクライな・ロシアの情勢悪化によりビザの発行自体に遅れが出ていたこと。

発行せれるビザの種類の違いや世界情勢の影響について

私が受講した修士課程では、IELTSという英語試験で一定のスコアを満たす必要がありました。

IELTSは、イギリスやヨーロッパの大学留学を目指す際によく使われる英語試験です。

試験は以下の4技能で構成されています。

  • リスニング
  • リーディング
  • ライティング
  • スピーキング

それぞれにスコアがあり、総合スコアも算出されます。

私が目指していたコースでは、

  • 総合スコア6.0以上
  • 各技能5.5未満がないこと

が条件でした。

(例えば、リーディング7.0でもリスニング5.0だと条件未達になります。)

ただ、イギリスの大学には「Pre-sessional Course(事前英語コース)」という制度があります。

※Pre-sessional Courseについては大学ごとに内容や名称が異なります。

本コース開始前に英語コースを受講し、そこで基準をクリアすれば入学が認められるシステムです。

実際に私が通っていた大学にも、この制度がありました。

※Pre-sessional Courseについては大学ごとに内容や名称が異なります。


参考までに、私が通っていた大学のPre-sessional English courseのページを載せておきます。


(大学公式URL)Pre-sessional English course

当時の私は、働きながら英語学習をしていました。

そのため、ストレートで入学基準を満たすのはかなり難しいと感じていました。

また、いきなり修士課程に入るよりも、まず英語コースで慣れた方が自分には合っていると思いました。

そこで最初からPre-sessional Courseを目標に勉強を進め、何とか基準をクリアしました。

私が目標にしていたIELTS総合スコアは5.0でした。

(最終的には、リーディング5.0、ライティング5.5、リスニング4.5、スピーキング4.0くらいを取得していたかと思います。)

このスコアの場合、10週間の英語コースを受講することになっていました。

このような経緯から、私のビザは、通常入学の学生とは少し異なるタイプだったこともあり、手続きが複雑で時間がかかっていました。

さらに当時は、ロシア・ウクライナ情勢の悪化によって、ビザ発行が大幅に遅れている時期でもありました。

その結果、ビザ発行は大幅に遅延。

結局、事前英語コースの初日には間に合わず、最初の数回は日本からオンラインで受講することになりました。

ちなみに当時、中国はロックダウン中。

オンライン授業では、中国人留学生がかなり多かったのを覚えています。

そしてコース開始から2日後、ついにビザが正式発行。

そこから慌てて航空券を取り、バタバタのまま渡英することになりました。

早速感じたイギリスと日本の違い

決断から3年。

やっと掴んだイギリス留学でした!

「どんなことが待っているんだろう」

ワクワクが止まりませんでした。

そして初めての14時間フライト。

羽田空港からイギリス直行便に乗り、14時間かけて渡英しました。

正直、めちゃくちゃ長かったです。ちなみに、一睡もできませんでした。

→これは「ワクワク」しすぎて寝れなかったわけではなく、ただ単に座りながら眠るのが苦手だっただけです、、、

イギリスに着いて、早速、違いを感じました。

当時、日本はまだコロナ禍。

多くの人がマスクを着け、羽田空港の国際線ロビーもかなり閑散としていました。

しかし、イギリスでは誰もマスクをしていませんでした。

空港もとても賑わっていて、

「こんなにも違うのか……」と衝撃を受けたのを覚えています。

私は到着してすぐ、マスクを外しました。

そこからは、ドキドキとワクワクの連続でした。

到着した日は、ヒースロー空港近くのホテルに宿泊。

  • 初めての海外タクシー
  • 初めてのホテルチェックイン
  • 初めての長距離バス移動
  • 初めての英語での会話

本当に、全てが新鮮でした。

私が通っていた大学は、ウェールズのカーディフにありました。

ロンドンから西へ、バスで2〜3時間ほどの場所です。

ロンドンはかなり都会ですが、カーディフは都会と田舎のバランスがちょうど良い、本当に住みやすい街でした。

今でも「また住みたいな」と密かに思っています。

やっとの思いで大学に到着。日本を発ってから40時間経っていました。

そして、まさかのトラブル…

最初の3か月は大学寮に住む予定だったので、まずは寮の窓口へ向かいました。

事前に申請も済ませ、部屋も確保されているはずでした。

……しかし。

まさかの、

「あなたの部屋はありません」

という衝撃の一言。

いきなり「やばい……」となりました。

つたない英語で必死に状況を説明し、やり取りしていたメールも見せながら交渉。

その結果、何とか2か月間だけ部屋を貸してもらえることになりました。

ちなみに実際に寮へ行ってみると、サマーバケーション中で学生はほとんどおらず……

「いや、部屋めっちゃ空いてるやん!」

と思ったのは、今でも忘れられません(笑)

最後に

次回は、Pre-sessional Courseで実際にどのような授業が行われていたのか、そしてそこで感じた日本と海外との大きな違いについて書こうと思います。

英語についていけず落ち込んだこと、世界各国の留学生たちとの出会い、そして日本では当たり前だった価値観が大きく変わった瞬間もありました。

イギリス留学生活、本当のスタートです。

イギリス留学や海外大学院、教員からのキャリアチェンジについてなど、もし気になることがあればお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。

実際に経験したからこそお伝えできることもあると思うので、少しでも参考になれば嬉しいです。

▼前回の記事はこちら
「教員13年。 なぜ私は留学と転職を決意したのか」
https://motokyouin.com/teacher-study-abroad-career-change/

▼次回の記事はこちら
「高校教員を辞めてイギリス大学院へ|Pre sessional course 編①」
https://motokyouin.com/teacher-study-abroad-uk-presessional-1/

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