いよいよ授業のスタート!
大学の寮に入った次の日、ついに事前英語コース「Pre-sessional Course」が始まりました。
正直、体はかなりきつかったと思います。
日本からイギリスまでの14時間フライト。
慣れない英語環境での電車やバス移動。
さらに時差ボケによる睡眠不足。
おそらく体はヘトヘトでした。
ただ、「遅れを取り戻さなければ」という気持ちと、留学ハイのような高揚感もあり、とにかくまずは授業に出ようと思いました。
実際にPre-sessional Courseを受講していた学生は、全部で10名ほどでした。
当たり前ですが、さまざまな国の学生がいました。
リビア、サウジアラビア、シリア、トルコ、アルジェリア、マレーシア、オマーンなど、中東やアジア圏の学生が多かった印象です。
そして、日本人は私1人。
「これは絶好の英語環境だ」
と思う反面、同時に強い孤独感のようなものも感じました。
ちなみに私は英会話に全く自信がなかったので、
「とりあえず授業ギリギリに教室へ入ろう」
と思い、開始5分前に教室へ向かいました。
しかし、教室にはまだ誰もいませんでした(笑)
その後、授業開始2分前に教員が入室。
「あなたが新しい学生ね」
みたいなことを言われた気がします。
(英語が全然聞き取れなかったので、たぶんそんな感じのことを言っていたと思います。)
そして授業開始10秒前くらいに2人の学生が入室。
授業開始と同時に教員が準備を始め、そこから学生がちらほら集まり始めました。
結局、ちゃんと授業が始まったのは開始10分後くらい。
ちなみに遅れてきた学生に対して、教員は「Hi」と軽く声をかける程度で、遅刻について特に何も言っていませんでした。
「早速、日本とは全然雰囲気が違うな……」
と感じたのを覚えています。
授業を受ける側になって改めて感じたこと
授業が始まると、英語が本当に聞き取れませんでした。
授業についていくので精一杯。
「何ページを開いて」
「次にこれをやりましょう」
そんな簡単な指示ですら、ほとんど聞き取ることができませんでした。
イギリス留学では、今でも忘れられない出来事がいくつもあります。
その中の1つが、この初日に起こりました。
授業についていくのでやっとだった中、不意に教員に指名されたのです。
おそらく、
「あなたはこれについてどう思う?」
のような質問だったと思います。
※正直、何を聞かれたのか全く聞き取れませんでした。
ただでさえ英語が理解できず、初日の緊張もあった私は、頭が真っ白になりました。
数秒の沈黙。
(自分にはとてつもなく長く感じました。)
私は咄嗟に、
「I could not understand your question.」
と答えました。
すると教員は、少し冷めた感じで
「OK」
とだけ言い、次へ進みました。
あの時の、地獄のような空気感は今でも忘れられません。
恥ずかしいような、悔しいような、切ないような、よく分からない感情が一気に押し寄せてきました。
その日は、その後の授業内容をほとんど覚えていないくらいショックを受けました。
ただ、後から振り返ると、海外では
「分からないから発言しない」
という姿勢は、あまり良く思われない場面もあるのだと気づきました。
間違っていてもいいから、とにかく自分の意見を言う。
「私はあなたの考えを知りたい」
そんな価値観だったのだと思います。
そして同時に、
「授業についていけない生徒」
「急に当てられた時の生徒」
の気持ちって、こんな感じなんだなと改めて感じました。
もちろん、今振り返れば学びも多い経験でした。
ただ、その時の私は、そんなふうに前向きに考える余裕なんて全くありませんでした。
一気に自信を失い、そして何より、
「誰にも頼れない」
という孤独感がさらに強くなっていきました。
でも、今振り返ると、この時に感じた悔しさや孤独感は、自分にとって本当に貴重な経験だったと思います。
こうした感情を実際に経験できただけでも、留学に来た意味があったと感じています。
……とはいえ。
ここからさらに、こういう場面に何度も遭遇することになるのですが(笑)
この時は、まだまだ序の口でした。
最後に
英語も聞き取れない。
誰にも頼れない。
この頃は、毎日どこか孤独を感じながら過ごしていました。
ただ、そんな留学生活の中で、自分を救ってくれるような出会いもありました。
次回は「Pre-sessional Course編②」。
初めて海外でできた友人、そしてその彼がまさに“救世主”のような存在となってくれたことについて書いていきます!
イギリス留学や海外大学院、教員からのキャリアチェンジについてなど、もし気になることがあればお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
実際に経験したからこそお伝えできることもあると思うので、少しでも参考になれば嬉しいです。
▼前回の記事はこちら
「高校教員を辞めてイギリス大学院へ|ビザ遅延と波乱の渡英初日編」
https://motokyouin.com/teacher-study-abroad-uk-first-day/
▼次回の記事はこちら
「Pre-sessional Course編②|初めて海外でできた友人(救世主)」
https://motokyouin.com/teacher-study-abroad-uk-presessional-2/


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